先輩社員の声

現場で活躍する先輩社員の声をご紹介しています。

鋳造課 今泉 ◆令和2年 入社

高校卒業後、初めての仕事が鋳造で1年目は砂処理という工程を担当していました。

砂処理工程では鋳型に使用される砂の成分を管理します。
鋳型は水分値や粘度によって製品に与える影響が大きいため、先輩方に教わりながらベストな配分を試行錯誤します。

いろいろなことに配慮しながら調節をするため慣れるまでに時間がかかってしまいましたが、指導のおかげで少しずつ基本的なトラブルへは対応できるようになりました。

2年目に入ってからは次のステップに進むため溶解工程へ異動となりました。

溶解工程では金属を高温で溶かし製品の素となる溶湯を作ります。
 
金属を溶かすだけでもどの金属材料をどの程度投入していくのか手順が決められており、最初は全く覚えられず戸惑ってばかりでしたが今では完璧な手順で進めていくことができるようにまでなりました。

しかし、私には苦手としている作業が一つあります。

それはノロ取りと呼ばれる作業で、料理に例えるとアク取りのようなものです。

うまくできる時もありますが、できなかった時は時間がかかってしまいます。
1500℃に熱せられた溶湯に近づくため時間がかかると暑くなってきて、長い金属棒を使うため腕も疲れてしまいます。

私は先輩方と比べて体力や力が無いので時間が経つほど効率が悪くなってしまいます。

今後は苦手克服を課題に工程作業全てを任されても困らないよう精進していくとともに、怪我をすることが無いよう細心の注意を払い緊張感をもって仕事に取り組んでいきたいと思います。

管理部 飯田 ◆令和2年 入社

管理部の仕事は、各部署のサポートや伝達・生産管理・電話対応など多岐にわたります。

その中でも生産管理は、日報からその日の生産数を把握し、過剰在庫や在庫切れが無いよう管理、出荷時の準備などを行うメインとなる業務です。

管理を行う上で予測が重要となります。

各取引先から送っていただく内示(予定)や過去の実績をもとに注文内容を予測し計画を立て、その計画から事前の材料手配や各部署での生産計画の依頼をします。

この時、自分の予測した通りに注文がくるととても達成感を得られます。

シャインテックでは10社以上の企業様と取引があり、それぞれで業務内容が異なります。
それに加え、私は現場事務の仕事自体が初めてだったので最初は覚えることが多く大変でした。

先輩方にはたくさんサポートをして頂いています。
少し年齢は離れていますが気さくな方ばかりで打ち解けやすく、分からないことがあっても聞き易い環境のため次第に優先順位を考えて物事を進められるようになり、業務に慣れることができました。

管理部としてよりスムーズに業務遂行できるよう、現在は始業時に部署内でミーティングを行っています。
これによりお互いの業務内容を把握しフォローし合うことができます。
全員がすべての取引先の業務内容をこなせるよう担当の入れ替えをしたりもしています。

最終的にはどこの取引先の担当になっても滞りなく業務を進められるようになることが今の目標です。

加工課 谷川 ◆令和1年 入社

私が担当している業務は完成品の外観検査です。
通常は加工業務に携わることなく、現場から少し離れた検査場で黙々と目視検査を行います。

製品に「ス」不良がないか、打痕キズはないかなど欠陥の有無を見ていくという一見簡単な作業がメインですが、見逃しがあると異常に発展してしまうためとても神経を使います。

特に私のように検査を専属とする検査員が取り扱う製品には、厳しい規格が設けられており1mmサイズの欠陥も許されません。

入社したての頃は見逃しがないか不安で同じ部位を何度も確認していたため時間がかかり量をこなすことができませんでした。
自分なりに検査の仕方を工夫してみたり、先輩にどのように作業をしているのか尋ねたりして改善を重ね、次第に数がこなせるようになりました。

作業に慣れてからはどうしたらより効率よく作業を進められるか考えるようになり、物事を行うタイミングや手順を意識すること、悩んだり気になったことがあればすぐに先輩に聞き、問題を先延ばしにしないことを心掛けています。

私はシャインテックに入る前は育児に専念していました。
当時は子供が小さいため残業が出来ないのを前提に就活を行っていましたが、それでもいいと採用していただき現在に至ります。

時には子供の事情で仕事に穴をあけてしまうこともありますが、そのような状況下でも臨機応変に対応してくださり、日々仕事を続けられていることに感謝しています。

今後は先輩方に学んだことを未来の後輩へ自分なりに教えていけるようスキルアップを目指し、先輩のように頼られる存在になれるよう努力していきたいです。